楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する
新しいプロジェクトの計画を実行する際には、楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行するというのが、稲盛氏からのアドバイスだが、経営者としての私の経験からも、これは非常に貴重で有意義なアドバイスだと思う。
と言うのも、日本人は基本的に保守的だからだ。
プロジェクトを実行するには仲間が必要であり、多くの仲間を巻き込むには雰囲気づくりが非常に大切です。
いやいや参加させたのでは大きな成果につながらないのが明白だからです。
私としては明るい性格の人が自分の周りにいれば大変ありがたい。単純に、アイデアが浮かんだときに話しかけやすいからです。
次に、自分のアイデアを肯定してくれそうな、前向きな性格の持ち主も最初の相談相手には向いているでしょう。
数人に自分の考えを話しているうちに、徐々に自分の考えが固まってきます。
それから皆を集めてより良い案に練り上げていくのが理想でしょう。
私がチームを作る際に心がけていることは、チームの多様性です。
以上をまとめますと、何か計画を立てる際には、自分の意見を肯定的に聞いてくれそうな前向きで明るい性格の人にまず相談し、しっかりと計画を練った上で、更に細かいチェックを皆と行うことで、全員を巻き込み、皆に当事者意識を持ってもらい、各人に責任を分担していく方法をぜひ試して頂きたいです。
プロジェクトでは、性別、年齢、出身、学歴、経験、性格などに極端な偏りが出ないよう、積極的に多様な人材を取り入れてみられることをお勧めしたいです。