常に創造的な仕事をする
『与えられた仕事を生涯の仕事として一生懸命行うことは大切ですが、ただそれだけでよいということではありません。一生懸命取り組みながらも、常にこれでいいのか、ということを毎日毎日考え、反省し、そして改善、改良していくことが大切です。決して昨日と同じことを漫然と繰り返していてはいけません。』出典「京セラフィロソフィ」稲盛和夫
これについては、「常に創造的な仕事をする」を「生産性を高め続ける」と置き換えて、解釈してはどうでしょうか。
なぜなら、「創造的」という言葉は、日常の業務に当てはめたときに、生産性向上の延長線上にあると考えられるからです。
日々の仕事の生産性をいかに高めていくかを考えていると、ときには素晴らしい創造的なアイデアを思いつくこともあるでしょう。
ただ、そう頻繁に創造的なアイデアをひらめくとは限らないので、地道に生産性を高める方法を考え出していくのが現実的です。
少しずつの生産性アップも積もり重なれば、結果的に創造的ともいえる改善につながることがあります。
そのために、何よりも地道な努力が求められるわけで
すが、これに取り組む際にまず必要なのは、明確な目標設定です。
千里の道も一歩からと言うように、千里という目標があって初めの一歩が意味を持つのです。
創造的な仕事をするにも、地味とも思える仕事にまずは取り掛かるのが一番の近道です。