率先垂範する
経営者は従業員の前では、つけこむ隙を与えてはならない。
便宜上、NFTコミュニティーでは経営者をファウンダー、従業員をコミュニティーメンバーということで読み替えてもらえるとありがたい。
中小企業であろうが、大企業であろうがトップ自ら日々、一生懸命、積極的に仕事に取り組むことで従業員への手本を示すのがベストな方法だ。
従業員からの信頼獲得には時間がかかるという前提で、黒子に徹し、継続的に取り組むことが必要だ。
それができていない経営者は失格であり、そんな会社で働く従業員は転職を考えた方がいいだろう。
ビジネスオーナーとして、私自身がこの教えを実践してきた結果、わかったことが2つある。
1つは、経営者が朝から晩まで一生懸命仕事をする姿を普段、周囲に見せていれば、その経営者が出張や仕事の都合で持ち場を離れることがあっても、従業員はその人がサボっているとは思わないということである。
次に、経営者が、従業員の嫌がるような仕事をみんなのために積極的にやってきた場合、その経営者がどうしても都合で、誰かに代わってもらわなければならない場合に、頼まれた従業員はイヤとは言えないことである。
加えて、その従業員は、経営者の普段のサポートに改めて気づき、信頼度が高まるという効果も期待できる。ただ、経営者が率先垂範したとしても、それをすべての従業員が見習ってくれるとは限らない。
上記2点を実行できていなければ、経営者の従業員への求心力は無いに等しいと言ってもいいだろう。信頼の蓄積は時間がかかることもお忘れなく。